Daily Archive: Saturday, August 29, 2020

日本の国技:相撲

実質的にもっとも人気があるスポーツが野球であったとしても、またサッカーがどれほど大きな注目を集めたとしても、この日本において「国技」と呼ばれる競技が相撲であることは、未来永劫変わることはないでしょう。それだけ歴史があり、また日本の文化に根差してもいる競技が相撲なのです。そんな相撲について、その歴史を中心にここで振り返って行きたいと思います。 相撲の歴史 相撲についての初めての記録は、古事記や日本書紀の中で記述された「力比べ」であるといわれています。つまり8世紀には、相撲が存在していたということです。 その後戦国時代に入り、武士の訓練方法として盛んに行われるようになった相撲は、あの戦国の風雲児、織田信長も愛好したといわれています。 そして江戸時代になると、興行として相撲が行われるようになりました。そうです、現在の相撲に続く流れは、ここから生まれたのです。未だに語り継がれる「谷風」や「雷電」といった伝説の名力士は、この時代に活躍しました。 現役力士紹介 白鵬翔:誰もが知っている現役最強の力士、白鵬はまた、史上最強力士候補の1人でもあります。荒々しさと、安定した取り口の両方を兼ね供え、既に多くの歴史的な記録を打ち立てている彼は、現役最後の花道に向けて、現在も精進を続けています。 貴景勝光信:現在まだ23歳ながら、既に優勝を果たし、大関に昇進した期待の力士が貴景勝です。突き押しが持ち味で、立ち合いの鋭さにかけては、右に出る者はいません。そんな期待の貴景勝ですが、初優勝した2018年11月場所から早や1年以上が経ちました。2度目の優勝と、白鵬に引導を渡す仕事が、彼には期待されているのです。 朝乃山英樹:貴景勝と並ぶ期待の星が、彼、朝乃山です。消極的な相撲が大成を阻んでいた感がありましたが、2019年の5月場所の優勝で一皮むけた感があります。とはいえ、それ以降優勝することができていないため、更なるレベルアップも求められています。 大相撲の記録 最後に大相撲における、主要な記録とそれを記録した力士を紹介しましょう。ただ多くの記録は、現役最強力士、白鵬が持っています。通算勝星、幕内勝星、横綱勝星、年間最多勝回数、横綱在位記録など、数えるときりがありません。そこでこれから紹介するのは、白鵬が「破れなかった」記録と、その力士です。 幕内連勝記録:双葉山が記録した不滅の69連勝には、さすがの白鵬も届きませんでした。とはいえあと6つまで迫ったのですから、さすが白鵬ともいえます。 東横綱連続在位記録:朝青龍が記録した東横綱連続在位27場所は、さすがの白鵬をもってしても全く及びませんでした。全盛期の朝青龍の凄さが窺い知れます。