Monthly Archive:: June 2020

現役最高のNPB所属選手はいったい誰か?

ダルビッシュ有投手や大谷翔平投手(野手)のように、現在NPB(日本野球機構)のトッププレイヤーは、米国はメジャーリーグへと挑戦するのが既定路線となっています。しかし、それでもあえて日本に残る選手も数多く存在していますし、彼らはメジャーリーグに渡った選手と比べても遜色ない実力を持つ選手ばかりです。そんなNPBに現在所属している優秀なプロ野球選手の中から、最高レベルの選手を投手、野手、それぞれ2人ずつここで紹介していきましょう。 野手編 山川穂高:日本が誇るホームランアーティスト、それが山川穂高選手です。パ・リーグの埼玉西武ライオンズに所属する、現在まだ28歳の若きスラッガーは、しかし既に2018、19年と2度のパ・リーグホームラン王に輝いています。彼が特徴的なのは、安打数に占めるホームランの割合の高さです。通算50本塁打以上放っている現役選手の中で、.324という最高の数値を叩き出しているのが彼なのです。数値も証明するNPB最高のスラッガー、それが山川選手なのです。 柳田悠岐:愛称「ギータ」の名前で知られる、日本人離れしたスケールを感じさせる選手が、彼、柳田悠岐選手です。パ・リーグの福岡ソフトバンクホークスに所属。2015、18年に2度の首位打者を獲得。最高出塁率に関しては、2015年から4年連続獲得するという、あのイチロー選手でも成し得なかった記録も持っています。フルスイングが魅力ながら、バットコントロールも巧み。その言動も含めて、今後も日本球界を盛り上げていくことでしょう。 投手編 菅野智之:名門読売ジャイアンツのエース候補としての期待を受け入団し、見事その期待に答えた孤高のピッチャーが、彼、菅野智之投手です。2013年に入団してからの7年間で、2桁勝利を逃したのは2016年の僅か1度だけ。チームを勝たせるピッチャーであり、そして4度の最優秀防御率や、2度の最多奪三振のタイトルも獲得する、個人成績も同様に素晴らしいピッチャーです。メジャー移籍も一時期噂されましたが、どうやらジャイアンツに骨をうずめることになりそうです。 石川雅規:石川雅規投手をここであげることに、異論がある方がいらっしゃるのは想像できます。しかし、身長167㎝、しかも自由獲得枠での入団ながら、40歳まで現役を続けるそのタフネスと投球術を、現役最高クラスと賞賛することに異論がある方はいないでしょう。決して強豪ではない東京ヤクルトスワローズで、現役最多11度の2桁勝利を記録していることも見逃せません。更に今年2020年には、史上5位の年長記録、40歳4ヶ月28日での開幕投手を務め、また1つ彼のキャリアに新らな勲章を加えたのです。

日本の国技:相撲

実質的にもっとも人気があるスポーツが野球であったとしても、またサッカーがどれほど大きな注目を集めたとしても、この日本において「国技」と呼ばれる競技が相撲であることは、未来永劫変わることはないでしょう。それだけ歴史があり、また日本の文化に根差してもいる競技が相撲なのです。そんな相撲について、その歴史を中心にここで振り返って行きたいと思います。 相撲の歴史 相撲についての初めての記録は、古事記や日本書紀の中で記述された「力比べ」であるといわれています。つまり8世紀には、相撲が存在していたということです。 その後戦国時代に入り、武士の訓練方法として盛んに行われるようになった相撲は、あの戦国の風雲児、織田信長も愛好したといわれています。 そして江戸時代になると、興行として相撲が行われるようになりました。そうです、現在の相撲に続く流れは、ここから生まれたのです。未だに語り継がれる「谷風」や「雷電」といった伝説の名力士は、この時代に活躍しました。 現役力士紹介 白鵬翔:誰もが知っている現役最強の力士、白鵬はまた、史上最強力士候補の1人でもあります。荒々しさと、安定した取り口の両方を兼ね供え、既に多くの歴史的な記録を打ち立てている彼は、現役最後の花道に向けて、現在も精進を続けています。 貴景勝光信:現在まだ23歳ながら、既に優勝を果たし、大関に昇進した期待の力士が貴景勝です。突き押しが持ち味で、立ち合いの鋭さにかけては、右に出る者はいません。そんな期待の貴景勝ですが、初優勝した2018年11月場所から早や1年以上が経ちました。2度目の優勝と、白鵬に引導を渡す仕事が、彼には期待されているのです。 朝乃山英樹:貴景勝と並ぶ期待の星が、彼、朝乃山です。消極的な相撲が大成を阻んでいた感がありましたが、2019年の5月場所の優勝で一皮むけた感があります。とはいえ、それ以降優勝することができていないため、更なるレベルアップも求められています。 大相撲の記録 最後に大相撲における、主要な記録とそれを記録した力士を紹介しましょう。ただ多くの記録は、現役最強力士、白鵬が持っています。通算勝星、幕内勝星、横綱勝星、年間最多勝回数、横綱在位記録など、数えるときりがありません。そこでこれから紹介するのは、白鵬が「破れなかった」記録と、その力士です。 幕内連勝記録:双葉山が記録した不滅の69連勝には、さすがの白鵬も届きませんでした。とはいえあと6つまで迫ったのですから、さすが白鵬ともいえます。 東横綱連続在位記録:朝青龍が記録した東横綱連続在位27場所は、さすがの白鵬をもってしても全く及びませんでした。全盛期の朝青龍の凄さが窺い知れます。