現役最高のNPB所属選手はいったい誰か?

ダルビッシュ有投手や大谷翔平投手(野手)のように、現在NPB(日本野球機構)のトッププレイヤーは、米国はメジャーリーグへと挑戦するのが既定路線となっています。しかし、それでもあえて日本に残る選手も数多く存在していますし、彼らはメジャーリーグに渡った選手と比べても遜色ない実力を持つ選手ばかりです。そんなNPBに現在所属している優秀なプロ野球選手の中から、最高レベルの選手を投手、野手、それぞれ2人ずつここで紹介していきましょう。

Top Japanese Baseball Players

野手編

  • 山川穂高:日本が誇るホームランアーティスト、それが山川穂高選手です。パ・リーグの埼玉西武ライオンズに所属する、現在まだ28歳の若きスラッガーは、しかし既に2018、19年と2度のパ・リーグホームラン王に輝いています。彼が特徴的なのは、安打数に占めるホームランの割合の高さです。通算50本塁打以上放っている現役選手の中で、.324という最高の数値を叩き出しているのが彼なのです。数値も証明するNPB最高のスラッガー、それが山川選手なのです。
Hotaka Yamakawa
  • 柳田悠岐:愛称「ギータ」の名前で知られる、日本人離れしたスケールを感じさせる選手が、彼、柳田悠岐選手です。パ・リーグの福岡ソフトバンクホークスに所属。2015、18年に2度の首位打者を獲得。最高出塁率に関しては、2015年から4年連続獲得するという、あのイチロー選手でも成し得なかった記録も持っています。フルスイングが魅力ながら、バットコントロールも巧み。その言動も含めて、今後も日本球界を盛り上げていくことでしょう。

投手編

  • 菅野智之:名門読売ジャイアンツのエース候補としての期待を受け入団し、見事その期待に答えた孤高のピッチャーが、彼、菅野智之投手です。2013年に入団してからの7年間で、2桁勝利を逃したのは2016年の僅か1度だけ。チームを勝たせるピッチャーであり、そして4度の最優秀防御率や、2度の最多奪三振のタイトルも獲得する、個人成績も同様に素晴らしいピッチャーです。メジャー移籍も一時期噂されましたが、どうやらジャイアンツに骨をうずめることになりそうです。
Masanori Ishikawa
  • 石川雅規:石川雅規投手をここであげることに、異論がある方がいらっしゃるのは想像できます。しかし、身長167㎝、しかも自由獲得枠での入団ながら、40歳まで現役を続けるそのタフネスと投球術を、現役最高クラスと賞賛することに異論がある方はいないでしょう。決して強豪ではない東京ヤクルトスワローズで、現役最多11度の2桁勝利を記録していることも見逃せません。更に今年2020年には、史上5位の年長記録、40歳4ヶ月28日での開幕投手を務め、また1つ彼のキャリアに新らな勲章を加えたのです。